BOTANIZEと塊根植物と横町健の好奇心
珍奇なライフタイムのはじめかた
どんな時だって、自分の気持ちを大切に育むところからベリーグッドなフィーリングは生まれるし、好きなモノコトへの好奇心をまる出しにすることって、やっぱり一番カッコいい。前向きにハッピーに。そんな今日だからこそ、おうち時間の過ごし方一つで人生に決して小さくはない喜びが見つけられるはず。独特なフォルムで巷のオシャレさんたちをトリコにしているコーデックスこと塊根植物という珍奇なる植物。素敵な暮らし方を育むカルチャーのヒケツに迫るべく、泣く子もだまっちゃうEXOTIC PLANTS LOVER『BOTANIZE』横町 健さんにお話しを聞いてみましょう。
with INSPIRATION CULT
- ずばり、植物のある暮らしの魅力は?
「植物のある暮らしだと、朝起きて植物の状態を見たり、植物を外に出したまま仕事に行って、雨が降ってきた時はちょっと気になるとか、それで早めに家に帰ったりして、どうだったかとかっていう生活にメリハリをもたらせてくれる。それが植物の良いところかなとは思います。」
- 塊根植物は、やっぱり不思議な形が魅力ですか?
「コーデックスっていう塊根植物の魅力は、やっぱり独特のぼってりしたフォルムだったり、ビジュアルが好きだっていう人が多いんだけど、もちろん植物なので大きく育てたり、自分の好みの形になるように育てるっていう楽しさもあるんですよ。」
- 植物を育てる生活そのものを楽しんでいることは、やっぱりカッコよく見えます。KENさん的に塊根植物のビビッとくるポイント、楽しむポイントはありますか?
「まあ、成長が遅い植物なので、アフリカとかマダガスカルとかの現地で数十年かけて出来上がった樹形だったり、ちょっと動物にカジられたりとか傷ついてたりとか、すごい日に焼けてたりだとかっていう、人が作って出来るものじゃない長年をかけて完成された樹形とかビジュアルを楽しむっていう楽しさもあるのかな。それはやっぱりコーデックス・塊根植物特有の楽しみ方なのかなっていう風には思います。」
- 人それぞれ様々な価値観がある現代ですが、KENさんが考えるカッコよさ豊かさのスタンダードは?
僕はもう子供の頃から異常なほどの収集癖があったので、小学校時代に父の影響で園芸だったりとかサボテンだったりがすごい身近にあったので、一つ買ってもらってからハマってしまって、もう毎週日曜日はサボテン屋さんに行って園芸屋さんに行って、お小遣いはほとんどサボテンを買っていましたね。ズラーっと同じくらいの大きさの同じ鉢で並べるとなんかもう、ゾクゾクするんですよね。そういう何だろう、シリーズのものを並べるっていう楽しさ。やっぱり今の塊根植物にも通ずるものがあるのかなっていう。違う種類でも、なるべく同じようなフォルムの同じシリーズの鉢に並べていると、やっぱりゾクゾクするんですよね(笑)」
- ジョニーウォーカーには、“KEEP WALKING”というブランドメッセージがあって、「好奇心と情熱を持ち、誰かと刺激し合いながら前向きな気持ちで歩み続けること、それが人生を豊かにする。」といった価値観が込められています。ICMも共感するものがあるのですが、いつも情熱にあふれているKENさんが、新しいモノやコトを生み出すクリエイティビティの源泉は何ですか?
「僕がいつも何かを生み出すとかっていう、その源は自分が楽しいということ。それと人を楽しませたいっていうこと。これは学生時代の接客サービス業からはじまってるんですけど、やっぱり何か人がアッとおどろいたり、楽しいって思ってくれることが、自分のよろこびだったりしますね。」
- たしかに!BOTANIZEやKENさんのインスタグラムを見ていると、今度はなにが飛び出すだろうってドキドキします!!
「となると、今こんなに色んなモノを、クリエイティブを作り出して世に出すっていうのは、例えば塊根植物であれば、“こんな面白い植物見たことないでしょ?”っていうことを、植物にあまりたずさわってない人たちにも、ポップアップだったりイベントだったり、色んなところで世に見てもらいた いっていう。あとは色んなところとコラボして色んなモノを出して“コレどう!?”っていう。“コレ面白いでしょ?コレ集めたくなるでしょ?!”っていう、 そういうコトで人を楽しませたい。よろこんで欲しい。それで人がよろこんでいるところを自分が最終的に見たい。これが一番の源、源泉になってる のかなと思います。」
- だからこそ、皆さんが1番聞きたいことをお聞きします!KENさんは今、どんなモノコトに興味がありますか?
「今、こういう時代であまり人と接したりできない。でも、自粛期間中も最低必要限度の回数ですけど、事務所の方に来て植物の状態を見たりしながら、さて何をやろうかと。今までは作家さんに依頼して、こういう形の鉢を作って欲しいっていうことを依頼していたんですけども、その中で、自分が実際に陶器を作る上であまりに無知すぎたので、自分たちがやってみた方が良いと思ったので、『BOTANIZE』のスタッフを全員連れて取引先の作家さんのところへ行って、みんなで一緒に作ってみたんですよね。そうすることによって“コレは大変なんだ、”逆に“こんなことも意外とできちゃうんだ”っていうのがわかったので、“ココこうして欲しい”っていうウチのわがままに作家さんがどういう想いだったのかがよくわかりました。それで、みんなで体験に行ったんですけど、そのままハマっちゃって自粛期間中に事務所に電動のロクロと窯も買ってしまって、その期間はよく自分で実際に陶芸をやったりしてましたね。」
- 時間にゆとりができたおかげで、陶芸への好奇心もグングン育っちゃったんですね?僕たちINSPIRATION CULT MARKETは、そんなグッドタイミングで今回の鉢を作っていただきました。BOTANIZEとしてやりたかったことは何だったのですか?
「今回ICMさんからお声がけいただいて、ずっとやりたかったモノ。スタッズの鉢を作りたい。でも、ほかにも作ってる作家さんがいらして、大体がけずったものでスタッズ部分は凹んでる感じだったんですけど、あえて、もっと無骨にスタッズの部分が飛び出ているような感じのモノを作りたい なというのがずっとあったんですよ。」
- 嬉しいアイディアです。ずっと温めていたネタだったんですか?
「それはやっぱりねえ、ICMさんと色々なにか一緒にやりたいねっていうのがずっとあって、知り合ったのが2年前くらいなのかな、ICMさんのエネルギーというか、いつもスゲーなと思っていて、だったらそれに対抗してウチも温めていたコレをぶつけるぞ!って思って話したら、おおっ!って言ってくれたので、すごく嬉しくて。コレは自分がとにかく使いたいし自分が欲しいモノなので、絶対に良い自信があります。かな(笑)」
- もっとやってみたいことだったり挑戦してみたいことなど、BOTANIZEとKENさんのネクストな目線をちょっとだけのぞき見したいです。
「そうですね。ネクスト?!次の何かやりたいこと。やっぱり植物が好きなので植物を皆さんにもっと広めたいっていうのもあるんだけども、やっぱり生活している環境が、コーデックスに適していない環境に住んでる方もいらっしゃるなと。毎日、植物を見られなかったり出張が多かったりとか、そういう方のために枯れない植物だったりっていうプロジェクトが一つ二つ、、二つほど進んでいます。実際に手に取れるモノと、まあ手に取れなかったりだとか(笑)っていうちょっと、まだ、そこはちょっとこの辺で。そのプロダクトもまたICMさんと一緒にまた何かやれたら良いななんて思ってい ます。っていうところですかね(笑)」
人々をアッと驚かせて、楽しませてよろこんでもらえることを源泉に歩き続ける横町 健さん。『BOTANIZE』が育んでいる好奇心と情熱は、ちょっと珍奇なカタチをしていて、いつもハッピーを届けている。こんな今日だから、もっともっとカッコいいライフタイムを見つけるお手本に。塊根植物はじめてみませんか?
スペシャルインタビュームービーはINSPIRATION CULT MAGAZINEをご覧ください。
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